君へと舞い落ちてくよ
2021年も推し全肯定マンオタク、miranoです。
2020年は少し特別な1年でした。本年は希望の1年になりますように、この場をお借りしてご挨拶申し上げます。また、ご挨拶ついでに布教をさせて頂きたく筆をとりました(新年の挨拶と並列で布教をするタイプのオタク)。私の激重スーパーエゴに付き合ってくれ〜〜〜〜!!!!!!!!!!(ガチ布教です)Going Going〜♪
先日投稿した『花道だけを歩こう』でも触れたように、私は現在KPOPボーイズグループSEVENTEENさんを推している。
SEVENTEENというグループ名だが13人のメンバーで構成されており、作詞作曲振付に至るまで自主制作する通称"自主制作ドル"である。
顔が良い(13人覚えるのは…と思うでしょうがこれが理由で覚えられます。なぜなら顔が良いので。)・芸人ドル([YouTube検索]Going SEVENTEEN)・パフォーマンスが美しい(すき)など推しポイントは多々あるが、今回はSEVENTEENさんの強み"自主制作"のうちの歌詞、なかでも当展覧会で私がテーマに掲げたひとつでもある、『花』という言葉が使われた歌詞に焦点を当てて掘り下げたい。
① ♪Pretty U(2016)
・青春度★★★
・かわいいかわいいカーニバル度★★★
僕の事好きなのかな? それとも好きじゃない? 一日中数えている花びらばかりを 僕の事好き? それとも違う? 花びらは僕にどんな答えをくれるんだろう
「好きな人へ明日こそ告白しよう」と決意する過程を描いた曲。"花占いに己の運命を託す"という描写で『花』を使用している。そんなんメチャ・カワ委員長じゃんね〜…好きです!(そか)
② ♪VERY NICE(2016)
・キラキラ度★★★
・君の恋路を応援するよ度★★★
今日の天気は君によく似てる 君に向かっていく道はまるで花道になって
Pretty Uの人格。好きな人とデートに行けることになった!ヤッタ〜!の曲。『花道』=いいこと・幸せの概念がある国において(前述ブログ参照)この表現を使ってくるのが粋。ほんま自分ら花道しか歩くな……
ちなみに♪Campfire(2017)という曲では
君に似た天気と 花道での思い出たちを全部綴った 手紙の中に詰め込んで
という表現があり、こ、これはVERY NICEくん人格の思い出話を聴いている……?!して震えます。自主制作ドル、こわいな〜
③ ♪ Flower(2017)
・大人度★★★
・規定外・愛が重すぎる度★★★
僕を教えてくれた 僕を見せてくれた 君は僕だけの花だから 永遠に君が僕の心に咲き続けるなら 僕は傷付いてもいい 僕の肌を伝う傷跡は 君のためにあるんだ 鋭い君の棘を僕に刺してくれ Cause you're my flower 僕の傷跡は全て君に付けられたものだから大丈夫
ド重の人格。Flowerくん、なにがあったんや〜…?(オタク、心配する。)嘘つきで自分を傷を付ける美しい人を、『自分に根付いた花』に喩えた曲。
上記2曲とは打って変わって、花の"棘"に焦点を当てており、ウ〜ン…17億点!と言う感想。
④ ♪Thinkin' about you(2018)
・キラキラ切な度★★★
・幸せになろうな…度★★★
小さな花びら1つ2つ 僕らの思い出1つ2つ 1つ1つ全部忘れてなくて 弱々しく落ちる花びらは綺麗に咲いてた僕ら2人 その姿はひとつの油絵のように 滲んで流れていくことさえも美しい
去ってしまった大切な人に対し、2人が幸せだった時間を前向きに振り返る曲。楽しかった過去の記憶を『落ちた花びら』と表現ところにSEVENTEENくんの成長を感じられて、オタクは激エモになる。
⑤ ♪Smile Flower-Japanese ver-(2020)
・励まし度★★★
・ライブで会場が泣く度★★★
いつだって どこにいたって そばにいなくたって 笑顔の花咲かせよう その笑顔の春になるよ
幸せだけれど不安で、でもそんな感情をあなたには感じてほしくない、あなたは笑っていてねという曲。笑顔を花と描写し、そして自分は開花を見守る春でいるよという表現のあたたかさたるや……地球があったかいね〜ほかほかやね〜してしまう…………
(2016年発表曲を2020年に日本語曲へとアレンジ。海外曲あるある「日本語verになった途端鳥肌モノになって聴けなくなる」現象がほぼ起こらないのが「SEVENTEENはええぞ」ポイントの1つ。日本語verアレルギー持ちの方にも是非お勧めです。)
⑥ ♪舞い落ちる花びら(2020)
・美しい度★★★
・これを生で観るまで生きる、人生のモチベ度★★★★★★
君へと舞い落ちてくよ 今すぐ会いたい いつかきっと君が僕の心に 私は花 私は花 綺麗な花を咲かせると信じているから
ついにSEVENTEENくん自身が花の人格に。そらそうよ!ゆうた(そらそうよ!)
「舞い落ちる」ことに不安を感じながら、「舞い落ちた」その後への希望を描いた曲。
"咲き誇る"花でなく、"舞い落ちる"花へ自己投影しているところが既に天才沁み入るポイントですが、ネガティブイメージである"舞い落ちる"ことをポジティブイメージへと捉え直しているところに、「SEVENTEEN、推せるな」と19960717回なった(推しの誕生日です)。天才だ〜……
さて、ここまで『花』という切り口で6曲紹介しましたがいかがでしょうか。
ことばというものは生き物である。辞書を引けば明確に意味を定義されているが、どの定義で認識するか、またどのニュアンスを包含しているかは、一個人・一場面によって若干異なるであろう。
大抵の場合、一個人のことばへの意義付けというものにそうバリエーションは多くないが、SEVENTEENの歌詞では"花=美しい"という基本概念はありつつ、"花"が持つ様々な顔に対し多様な表現がされていることがお分かり頂けただろうか。
そういった部分に、固定観念を持たず物事を思考できるSEVENTEENくんの能力を感じられ、自分もこうありたいものだという気持ちにさせてくれるのだ。(ここまで一呼吸)
さて、当展覧会の会期も残すところ1日少しとなりました。推しがいる方には恐らく共感を得て頂けるでしょうし、オタク文化に接する機会のない方には異文化展覧会だナァと感じて頂ける催しになっているかと思います。
世界にはまだまだ未知のものが沢山ある。数年前の私は、まさか自身がボーイズグループのオタクをこんなに熱心にする日が来るとは想像していなかったし、そしてまさかオタクであることが展覧会に参加することへ繋がるとは露程も思っていなかった。
今はまだタイミングが合わないだけ、今はまだ出会えていないだけで、世界には不思議と素敵が溢れているのだろう。
まだ出会わぬ推しに、何の心配も要らない安心な世界で、いつか素敵に不思議に出会える日が来ますように。
願いを込めまして。
mirano
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